私が占い師を目指した理由
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【お知らせ】
こちらの投稿が RBCiラジオ「MUSIC SHOWER Plus+」にて採用されました。
期間限定で公開中。
音声で楽しみたいサーターアンダギー県の住民の皆様は
Radikoからタイムフリーでお楽しみください。
(※なお、ラジオに投稿した原稿と下記の投稿内容では若干異なる点がございます。)
※本記事はラジオに投稿させていただいた内容をもとに、詳細を追記し、ブログ用に書き直したものです。一字一句同じものではありませんので、あらかじめご了承ください。
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【引っ越しがキッカケで占い師を目指すことに】
いや、ホント。人生ってどうなるかわからないものですよね。私が占い師を目指すことになったキッカケは、引っ越しでした。
みなさんは引っ越しをする際に「日取り」を気にしたりしますか?
私の母はこの「日取り」にこだわるタイプでした。「引っ越しの日取りは良い日にしてほしい」という強い要望がありました。私は正直、乗り気ではありませんでした。「引っ越しなんて、いつでも良くない?」と、効率優先で日程を組もうとしていたのです。
しかし母はすでに予約をしており、私と母は妹を連れて県内某所にある占いの館へ行くことになりました。
中に入ると、とても雰囲気のあるマダムが登場。マダムは私の氏名と生年月日をもとに暦(こよみ)を見ながら引っ越しの日取りを鑑定。引っ越しに良好な日取りをいくつか教えてくれました。
日取りも決まり、これで母も安心だろうと思ったところ、マダムが妹の方を見つめ、
妹の名前と生年月日をたずね、妹の鑑定を始めました。
「兄妹(きょうだい)そろっていい名前ね」
すると、マダムから一言。
「アナタたち、占い興味ある?」
聞けば、いま後継者を探しているそうなのです。
【マダムからのお誘いが怪しすぎた】
私は思いました。これは怪しげな商売に違いない。こんな怪しげな話に引っ掛かる奴がどこにいるのか。適当にはぐらかして逃げよう。…と、そう思ったその時、妹が目を輝かせて言いました。
「私、ずっと占いを習ってみたたかったんです!」
…引っ越しのルーレットを回しにいったつもりが、どうやら妹の運命のルーレットを回してしまったようです。
どうしましょう。怪しげな話にまさかの妹が引っかかってしまいました。チョロすぎます。兄としては非常に心配。妹が変なことに巻き込まれないようにせねばと、私も渋々手を挙げてしまいました。
「あの~…。僕も少し興味あるかもです。」
するとマダムは目を輝かせて言いました。
「お兄さんも占いが好きなんだ!」
「兄妹そろって占い好きなんて、珍しい兄妹ね」
「お兄さんはすでに鑑定できそうね」
イヤイヤイヤイヤ…何言ってんだこの人
私は戸惑いながら答えました。
「妹は昔から興味があったので、多少知識があるかもですが、私は全然です」
あらそう?とマダムは聞き流し
「でも、お兄さん、視える人なんじゃないの?」と聞いてくるのでした。
「妹は視える人のようですが、僕は視えません」
「あ、でも人は見抜く方かもです」
ほらね、と満足げな顔をして、マダムはこう言いました。
「兄妹(きょうだい)そろって霊感が強そうね」
「良いもの持ってるから、ぜひ占いを学んでみてほしい」
「将来的に2人で開業もいいさぁね」
「そしてゆくゆくは私の後継者になってほしい」
「特に、お兄さんに」
えっ…!?
一瞬、脳がフリーズしました。
運命のルーレットの玉は妹ではなく、私の方で止まってしまったみたいです。
【まさかの2人で門下生に】
その日から、門下生として兄妹共々占いを学ぶ日々となりました。普通はマンツーマンで指導を行うようですが、私と妹は同時に入門したこともあり、2人セットで学ばせてもらえることになりました。
正直、2人セットで助かりました。私は占いの予備知識が薄いですし、妹のお目付け役のつもりで入門したのに、妹とバラバラに習っては意味がありません。
後から知った話ですが、マダムは県内でも有名な占い師だったらしく、メディアにも出演経験があり、書籍も出版している、この道ウン十年の大ベテランだったようです。
そんな方からスカウトのような形でお声をかけていだけるなんて。
…先生、怪しげな商売とか疑ってホントすみませんでした(笑)
【結局、引っ越しはどうだったのか】
ところで、本題であったはずの引っ越しはどうなったのか。気になりますよね。
結論から言うと、日取りを良い日にしておいて良かったと思っております。
引っ越し作業自体は家族の協力を得てスムーズに行うことができました。実は引っ越しする少し前にバイクを盗まれてしまったのですが、引っ越したことにより実家が近くなったので、移動手段で困ることが少なくなりました。また、かかりつけの病院も近くなったので、通院の負担が減りました。夏ごろから秋にかけて体調が悪化していたようで、実は先日、救急車で搬送されたりしていたのですが…日取りをグズグズして引っ越していなかったら、病院の到着も暮れて処置も遅れただろうな、と考えると、日取りを押さえて早めに引っ越しておいてよかったなと思っている次第でございます。
【占い師を目指す者として】
引っ越しの日取りを決めに行ったつもりが、自分の運命のルーレットを回されてしまった私なので、ここまで読んでくださって、「そんなんで占い師を目指して大丈夫か?」と思う方も少なくないかもしれません。ですが、習うからには一生懸命勉強していきたいと思います。
私は占いやスピリチュアルな物事に対して否定的ではありませんが、昔から占い師を志していたわけではないことと、「視える側」ではないこともあり、少々懐疑的です。
また、占いや直感が導く結果よりも、相談者様自身の問題解決の方に興味があります。
ですので、私が占い師になったとしても、いわゆる「当てに行く」タイプの占い師にはならないでしょう。九星気学と姓名判断を入口に、あなた自身の持つ力を分析し、いま直面している問題にどう立ち向かっていくかを考える、そういう占い師を目指していければと思います。
何かと変化の多いこのご時世、がんばるみなさんの不安や悩みに寄り添える占い師になれたらと思いますので、どうぞ応援よろしくお願いいたします。
ところで、現役占い師の方って、何がキッカケで占い師になろうと思ったんですかね?同業者の知り合いが出来たら聞いてみたいですねー。
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